職場でも起こるこんなモラハラには気をつけよう

職場でも起こるこんなモラハラには気をつけよう

モラハラというと家庭内やプライベートな場所で起こるイメージがありますが、もちろん、職場でも起こり得ます。いやむしろ、身体的な暴力は体に残ってしまうため、言葉の暴力や態度でのいやがらせのほうが職場では有効です。

言葉や精神的に追い詰めるのは、むしろこうした職場など公共の場所だからこそかもしれません。しかもモラハラは当人同士しかわからないようにやるので、被害者がどんなに訴えても周りの人間にはわかりません。加害者はとくに表と裏を使い分けるのが上手な人間です。そして自分を正当化することに長けているので、被害者のほうはなかなか立ち向かうことができません。

普通はモラハラは上司から部下など、立場が上の人が下の人にたいして行うことが多いですが、この場合、職務や職位などには関係がありません。口をきかない、無視をする、ため息をつく、仕事がいかにできないかをしつこく言い募るなど、加害者が被害者にたいして必ず有利になるような態度をとりつづけます。つまり相手が困るように仕向け、支配するのです。

被害者は加害者に口を聞いてもらえなかったり、仕事上の指示がない、無視される、業務用の連絡やメールが来ないなどの嫌がらせをされています。でも、加害者は言い逃れが上手で、なかなか周囲も気づきません。ひどい場合は周囲は気づいていても放っておきます。加害者は他の部署や人事まで話が行かないように操作します。このようなモラハラ職場は、改善しないといつまでも被害者が出続けることになります。もしモラハラを受けた場合は、被害者は社内、それが無理なら外部に相談して、早めに解決の糸口を探したほうがいいでしょう。

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